Next-Gen 3D Graphics

OnnxSharp

AIによる高品質な3DGS生成・閲覧パイプライン

概要

OnnxSharpは、たった1枚の2D画像から、高品質な3D Gaussian Splatting (3DGS)モデルを生成するWindows向けプレミアムツールです。最新のAI技術により、お手持ちの写真を空間的な3Dコンテンツとして再現します。

実行ファイルのダウンロード

OnnxSharp Ver0.2(2026/7/29)
適当なフォルダに解凍して、OnnxSharp.exeを起動してください。同梱しているonnxruntime.dllは、CPU版ですので、変換に時間がかかります(1~2分)

ファイルの選択

サイドバーの「ファイルを選択...」ボタン、またはファイルメニューからファイルを読み込むことができます。ファイル形式に応じて、以下の処理が行われます:

AIモデルのセットアップ

ONNX AIエンジンを準備して、すぐに変換を開始できます。

1. モデルの選択またはダウンロード

サイドバーの「参照...」からローカルのONNXモデルを選択するか、「HuggingFaceからダウンロード」をクリックします。

2. 実行環境の切り替え

モデル読み込み後、サイドバーのドロップダウンから「CPU」または「NVIDIA CUDA」を切り替えて処理を実行できます。

GPUによる高速化 (CUDA)

標準ではCPU版のONNX Runtimeが同梱されています。CPUでの変換には時間がかかるため、nVidiaのGPUをお持ちの場合はCUDAを導入することで大幅に高速化できます。

必要環境: NVIDIA GPU + 最新ドライバ + CUDA Toolkit (12.x または 11.x 等) + cuDNN。

1. CUDA対応バイナリの取得

公式サイト等から、お使いの環境(CUDAバージョン)に合わせた「CUDA対応のonnxruntime」DLLライブラリをダウンロードしてください。

2. DLLファイルをすべて上書き

入手したバイナリに含まれるすべてのファイルonnxruntime.dll、各プロバイダDLL等)を、OnnxSharpの実行フォルダへコピーし、既存のファイルを上書きしてください。

3. 動作確認

アプリを再起動します。サイドバーの「実行プロパイダー」からNVIDIA CUDAを選択し、エラーなく変換が始まれば成功です。

一括変換機能

複数の画像やフォルダをまとめて変換することができます。

サイドバーの**「一括変換」**ボタンをクリックするか、ファイルメニューから選択します。入力・出力フォルダを設定し、同名ファイルの処理方法(上書き/リネーム)を決めて開始できます。

表示モードの解説

SHARP モード 本アプリで生成した3DGSの閲覧に最適化されたモードです。撮影位置からの鑑賞を前提としており、最高品質の空間体験が可能です。
一般モード 3DGSをオブジェクトとして扱う標準的な3Dビューモードです。あらゆる角度からモデルを自由に回転・移動させて鑑賞できます。

外部ディスプレイへの表示(Looking Glass・VRメガネ・3DTV・3Dプロジェクタ)

内蔵ビューアーだけでなく、実際の3D表示機器に第2のディスプレイとして映像を送ることができます。サイドバーの2つの設定が連動して働きます。

1. ステレオ形式を選ぶ

ステレオモードのドロップダウンから、お使いの機器に合った形式を選びます:

  • ハーフSBS: 横並び(SBS)映像を横幅半分に圧縮した形式。多くの3DTV・3Dプロジェクタの標準的な入力形式です。
  • Looking Glass: 専用のキルト(レンチキュラー)レンダラーに切り替わり、Looking Glass独自のキャリブレーション・フォーカス・奥行き調整が使えるようになります。詳しくは後述の「Looking Glassのキャリブレーションとキルト機能」をご覧ください。
  • Side-by-Side / LR-RL / アナグリフ / インターレース: 通常のSBSやインターレース信号を受け付けるVRメガネなど、その他の3D機器向けです。

2. 表示先を設定する

第2のディスプレイ(Looking Glass本体、モニタとして認識されるVRメガネ、3DTV、プロジェクタ等)を接続すると、サイドバーの表示先ピッカーが選択可能になります。外部モニタを選ぶと、そのディスプレイに全画面表示されます。第2のディスプレイが接続されていない間は、この項目は表示されません。

3. 本体側の画面から操作する

モデルが外部ディスプレイ側に表示されている間も、本体側のプレビュー枠はリモコンとして機能し続けます:ドラッグで回転、右ドラッグで平行移動、ホイールでズームができ、あたかもモデルを直接操作しているかのように使えます。外部ディスプレイや機器本体を直接操作する必要はありません。

ビューアーの操作方法

マウスを使用して、3D空間を探索できます:

操作パネルの解説

サイドバーの下部にあるコントロールで、表示を細かく調整できます:

キーボードショートカット

Enter 全画面表示の切り替え
C 操作パネル(サイドバー)の表示 / 非表示
X 左右入替
S 画像の保存
Q アプリケーションの終了

Looking Glassのキャリブレーション

ステレオモードでLooking Glassを選ぶと、お使いの機種に合ったキャリブレーション値を次の順序で自動的に取得します:まずLooking Glass Bridgeアプリ(起動している場合)経由、次に以前キャッシュされた値、そのどちらも使えない場合のみ、キャリブレーション用JSONファイルを自分で選ぶかどうかを確認します(「いいえ」を選ぶと汎用のデフォルト値を使用します)。

Looking Glassの機種を変更した場合など、キャリブレーションがおかしいと感じたら、メニューのLooking GlassからLooking Glassキャリブレーションを消去を選んでください。次回表示時に改めて取得し直します。

Looking Glassのキルト設定と画像保存

メニューのLooking Glass(Looking Glassのステレオ形式が選択されている時のみ有効)には、Looking Glassディスプレイ用のキルト画像を調整・書き出すための2つの機能があります:

ドラッグして模型を回転・移動している間は、操作を滑らかにするため一時的に3×3の簡易キルト(9視点)で描画し、指を止めて静止すると、上記で設定した本来のキルト(初期値7×6)へ自動的に切り替わります。そのためドラッグ中と静止時とでLooking Glassでの見え方(視差の滑らかさ)が変わるのは仕様です。異常ではありませんのでご安心ください。

クレジットとライセンス

OnnxSharpは、以下のプロジェクト・モデルを利用しています。それぞれのライセンス条件をご確認の上、遵守をお願いします。

ONNX Runtime github.com/microsoft/onnxruntime
MITライセンス — © Microsoft Corporation。
Sharp (Apple ML Research) github.com/apple/ml-sharp
Appleソフトウェアライセンス契約(リポジトリのLICENSE・LICENSE_MODELを参照) — © Apple Inc.
Sharp-ONNXモデル huggingface.co/pearsonkyle/Sharp-onnx
Apple Machine Learning Research License(研究目的での利用に限る) — AppleのSharpモデルを非公式にONNX形式へ変換したもので、Apple公式のリリースではありません。
Three.js threejs.org
MITライセンス — © three.js authors。
Spark github.com/sparkjsdev/spark
MITライセンス。