Theta画像編集(撮影者を消す)

Thetaにロゴ画像等の張り付け方法は、「Theta画像編集」を参照下さい。
Theta画像の傾きの補正は、「Theta画像傾き補正」を参照下さい。

Thetaは、全天球撮影の為、撮影者の隠れる場所がありません。そこで、Thetaを自分の真上で撮影し、自分自身を画像処理で消し込んであげれば、撮影者の映らない画像に仕上がります。しかし、Theta画像は、全天球画像を四角に展開した画像となっており、特に画面の下に映る撮影者を消し込む等は簡単ではありません。
そこで、Theta画像の底や天井を通常画像に変換し、画像編集アプリで編集した後、ロゴ画像追加機能で元画像に戻せる機能をステレオフォトメーカーに追加しました。

バージョンアップ履歴
3/20 Ver 5.10f 公開
3/21 Ver5.10g プレビュー画面で仕上がりイメージを確認しながら、大きさや角度を調整できるようにしました。
3/27 Ver 5.10h Thetaの全天球画像を通常画像に変換する機能の追加
4/24 Ver5.10i Theta画像の傾き補正機能を追加
4/24 Ver5.10j EXIFコピーを追加、Theta画像の傾き情報をリセットしてコピーできます
4/25 Ver5.10k Theta画像の傾き情報を使った自動傾き補正追加
4/26 Ver5.10m Theta画像のプレビュー機能の追加
4/28 Ver5.10n Theta画像から魚眼風/リトルプラネット風画像作成機能追加
4/30 Ver5.10p Theta画像の一括変換機能追加、EXIFの傾き情報クリアのバグ修正
5/01 Ver5.10q Theta画像一括変換機能に魚眼や惑星の逐次角度変更機能追加


本機能を追加したステレオフォトメーカー
日本語版 (stphmkr510q.zip) 2016/05/01
English Version (stphmkre510q.zip) 2016/05/01

仕上がりイメージ



1. SPMを起動し、「ファイル→シングル画像を開く」でTheta画像を開く(ステレオ画像では、本機能は使えません

2. 「編集→Theta画像編集」→「Theta画像極座標変換」を選択する

3. Thetaの全天球画像の底部や上部の編集したいエリアをマウス操作で指定します。
底部の場合:編集したいエリアの一番上から下方向にマウスドラッグし、少しドラッグした後、マウスボタンを離します。そうすることで、ドラッグを開始した位置から、画面最下部までを編集エリアと認識します。
上部の場合:編集したいエリアの一番下から上方向にマウスドラッグし、少しドラッグした後、マウスボタンを離します。そうすることで、ドラッグを開始した位置から、画面最上部までを編集エリアと認識します。

4. マウスボタンを離すと、下記のように、平面画像に変換されますので、「編集→コピー(Ctrl+C)」でクリップボードにコピーし、他の画像編集アプリに貼り付けて、好きな画像編集します。
もちろん、画像をファイルに保存して、他の画像編集アプリで開いて編集することもできます。

5. 画像編集アプリで、編集します。下の例では、撮影者の消し込みをやってみました。編集が終わったら、画像を保存します。Jpeg画像でもかまいませんが、PNG画像の方が画質劣化しません。

6. 元のTheta画像を読み込み、ロゴ画像追加機能で、編集した画像を貼り付けます。

7. 貼り付けの設定は、下記を参考にして下さい。
角度(0.0)、サイズ(100%)でTHETAをチェックすると、元位置に貼り付けます。(プレビュー画像はちょっときたないですが、気にしないでください)

8. OKボタンを押すと、撮影者を消し込んだTheta画像が仕上がります。

9. 仕上がったTheta画像を保存します。

10. 保存するときは、必ず「縮小画像を埋め込む」をチェックして下さい。これをチェックすることで、元のTheta画像のEXIF情報がコピーされます。
Theta画像は、EXIF情報の中に、撮影方向も保存し、再生するときに、正しい上下関係で再生するようになっていますので、この例のように、斜めに撮影しても、正しく表示できます。
ちなみに、「元画像にEXIF情報があればそのままコピーする」をチェックすると、サムネイル画像を含めてEXIF情報をそのままコピーします。このチェックを外すと、元画像のEXIF情報のサムネイル画像だけを書き換えて保存画像に付加します。

11. Theta画像のEXIFが継承されているかを確認する為には、保存した画像を読み込んだ後、「ファイル→ファイル情報」で確認できます。

12. 下のように、THETAのEXIFになっていれば、OKです。