ステレオフォトメーカーでBGM付きスライドショー動画作成


ステレオフォトメーカーとffmpeg.exeを同じフォルダに格納すれば、スライドショー動画が作成できます。
多くの動画は、1秒間に30フレーム(30fps)程度の画像を切り替えて動画としています。なので、同じ静止画をスライドショーの表示時間に合わせて複数毎コピーし、それをffmpeg.exeを使って動画にすれば、スライドショー動画が完成します。

例えば、30fps(1秒間に30フレーム)の動画で、1つの画像を5秒表示する場合
30x5=150枚づつの静止画を作れば良い事になります。

本機能では、例えば、縦横比16:9のフルHD動画を作成する場合、入力画像が4:3の時は、比率が合わない部分は、背景色で塗りつぶす事ができるようになっています。
この背景色は、メニューの編集→設定→表示タグの中で設定できます。




では、具体的な作り方を説明します。

ダウンロード(32bit版ffmpeg.exeも同梱してありますので、解凍すれば、そのまま使えます)
ステレオフォトメーカー Ver6.31(32bit ffmpeg同梱)


別バージョンのffmpegを使いたい場合は、こちらを探して下さい。
64bit ffmpeg.exe
https://github.com/BtbN/FFmpeg-Builds/releases

32bit ffmpeg.exe
https://rwijnsma.home.xs4all.nl/files/ffmpeg/?C=M;O=D


1. メニューからファイル→動画/静止画変換→スライドショー動画作成 を選択する


2. 下記のダイアログが表示されるので、まず、スライドショーの元画像の格納されているフォルダに移動する。
スライドショーの元画像の格納されているフォルダには、必要の無いファイルは置かないようにして下さい。
一般的なフルHD(1920x1080)のSBSの動画を作成する場合は、「FHD Full SBS」ボタンを押すと推奨値が自動でセットされますが、必要に応じて手動で修正できます。
フルHD(1920x1080)のハーフSBSの動画を作成する場合は、「FHD Half SBS」ボタンを押して下さい。
スライドショーの各画像の表示時間は、画像表示時間で設定します。0.1秒単位なので、例えば5秒の場合は、5x10=50を入力します。
画像切り替え時間を例えば、20(2秒)を入力すると、2秒かけて、徐々に画像が切り替わります。
フレームレートは、判らない場合は、30として下さい。
フレーム画像は、JPGで画像ファイル設定ボタンを押して圧縮率を90以上にして下さい。(圧縮率を下げるとファイルサイズは小さくなりますが、画像が汚くなります)
画質に拘る方は、PNG(無劣化)を選んで下さい。
最後にフレーム画像を出力するフォルダを指定して下さい。何もファイルが格納していない空のフォルダか、新規のフォルダを指定して下さい。指定したフォルダが存在しないときは、自動でそのフォルダを作成します。余計なファイルが存在すると、動画作成が上手くいかない可能性があります。
「全画像一括変換開始」ボタンを押すと、フレーム画像の作成を開始します。
なお、スライドショーの表示順番は、ファイル名順になりますので、順番を気にする場合は、ファイル先頭に、001_ 002_ 003_ 等の桁数を合わせた連番を振る等で対応して下さい。


3. 下記メッセージが出た場合、問題なければ、「はい」を押して下さい。


4. 動画の元になるフレーム画像の作成が終わると、下のように、「作成したフレーム画像から動画作成」ボタンが現れますので、これをクリックして下さい。


「作成したフレーム画像から動画作成」ボタンを押すと直接、動画作成画面に行きますが、「終了」ボタンを押して、
メニューからファイル→動画/静止画変換→連番静止画→動画を選択しても、同じ動画作成画面になります。
自分で別途、フレーム画像を編集してから動画作成もできます。


5. フレーム画像が格納されているフォルダを表示します。
まず最初のフレーム画像(00001.jpg)をクリックします。クリックした画像が動画の最初のフレーム画像になりますので、必ずクリックして選択して下さい。
(選択しないと作成開始ボタンを押しても何も動作しません)
他の設定値は初期値(0)で変更する必要は無いと思います。フレームレートも、その前に設定した値が入力されているはずです。
ビットレートは、画質に影響しますので拘る方は、大きめに設定して下さい(40Mくらい?)
出力ファイル名を入力します。ファイル名の拡張子は、「.mp4」として下さい。
「保存後、プレビューする」をチェックすると、保存終了後、3D動画再生プレーヤーが起動します。
設定が終了したら「作成開始」ボタンを押して下さい。


6. ffmpeg.exeが起動し、以下の画面が表示され、連番静止画から動画を作成します。


7. 「保存後、プレビューする」をチェックしておくと、保存終了後、下記の3D動画再生プレーヤーが起動します。
作った動画が Full SBSの場合は、画面上部の「Full SBS」ボタンを押して下さい。


8. ステレオ表示形式を替えたり、色々な操作ができます。

 
9. 今回作成した動画は、Full HD SBS(3840x1080 30秒 7.23M)となっています。
なお、フレーム画像を格納したフォルダは、かなり大容量で、ディスク容量を圧迫しますので、必要なければ、削除して下さい。


10. 作成した動画にBGMをつけたい場合は、別途、BGM用のmp3ファイルを用意して下さい。
メニューからファイル→動画/静止画変換→動画と音声を結合を選択します。


11. BGM用のmp3ファイルを選択し、上記で作成した無音声の動画ファイルを入力動画ファイル名に入力します。
動画と音声を結合した動画ファイル名を、出力動画ファイル名に入力します。
動画より、音声の方が長い場合は、「音声、動画の短い方の時間で作成」をチェックすると短い動画の方の時間で作成されます。
動画に合わせて、音楽をフェードアウトさせたい等、きちんと仕上げたい場合は、別途、サウンド編集ソフトを使用してmp3ファイルを作成して下さい。
ちなみに、私は、フリーのサウンド編集ソフト「Audacity」を使用しています。


12. 「保存後、プレビューする」をチェックしておくと、保存終了後、下記の3D動画再生プレーヤーが起動します。
スピーカーアイコンでミュートを解除すると音が鳴ります。