左右ステレオ動画を、Looking Glassに表示できるようになりました。
前準備
動画⇔静止画の相互変換にffmpeg.exeを使用します。あらかじめ、ステレオフォトメーカーのフォルダにffmpeg.exeを置いておいてください。
デプスマップの生成には、DMAG5+9bを使用します。こちらの説明通り、ダウンローと設定をしておいてください。
手順
1. ファイル⇒動画/静止画変換⇒動画->連番静止画...
でSBS動画を連番静止画で書き出す。
(ffmpeg.exeをSPMフォルダに置いておく必要があります)
2.ハーフSBSの場合は、一括変換で、アスペクト無視でもとの幅に
なるようにリサイズする。
左右別画像の場合も、一括変換で、全幅のSBSに変換する。
左右画像の縦ずれが大きいほど、デプスの精度が落ちますので、極力、縦ずれが無いように調整しておいてください。
3.編集⇒デプスマップ⇒左右画像から一括デプスマップ作成を選択するで連番静止画からデプスマップを作成する。
ですが、各パラメータを決める為に、連番静止画のうちの一枚を ファイル⇒ステレオ画像を開くで開いて
編集⇒デプスマップ⇒左右画像からデプスマップ作成で奥側/手前側のズレ量を決めて下さい。
この値を全フレームで使いますので「ずれ量取り込み(自動)」ボタンで入力した値より広げておいた方が良いと思います。
一番手前が飛び出しているフレームで決めておくと無難かもしれません。
値を広げる時は、プラスマイナスの符号に注意してください。
スピードアップとデプス品質
左下の「ダウンサンプリング係数」を標準の2⇒4に変更すると画像を1/4にして処理するので、早くなります。
右中の反復回数(irls)は繰り返し数なので、標準の32から小さくすると早くなります。
当たり前ですが、速度を早くすると、デプス精度は落ちるので、とりあえず、お試しは早く処理して、上手くいくようであれば、
精度を上げて処理するのが良いと思います。
途中で処理を中断したい時は、Escキーを押して下さい。
4.編集⇒Looking Glass⇒2D+デプスマップからLKG画像一括変換
これも、事前に1枚で 編集⇒Looking Glass⇒2D+デプスマップからLKG画像作成を選び
前後位置や、視点数、最大視差設定等の最適設定を決めておくことをお勧めします。
LKG画像もQuilt画像にも対応してます。
途中で処理を中断したい時は、Escキーを押して下さい。
5.ファイル⇒動画/静止画変換⇒連番静止画->動画...
で作成した連番静止画を動画に書き戻す。
注意としては、最初の1枚を選択してください。何も選択しないと動画変換できません。
6.音声を追加したい時は、mp3等、追加したい音声ファイルを準備し、
ファイル⇒動画/静止画変換⇒動画と音声を結合...
で、動画ファイルと音声ファイルを結合します。
7. 再生は、LKG動画であれば、そのままダブルクリックして、ウィンドウズメディアプレーヤーで表示するので、
オプションでリピートをONにし、LKG画面にドラッグして、全画面表示ボタンをおします。
Quilt動画の場合は、kiruroboさんのLookingGlassQuiltViewerをつかえば、Looking Glassに表示できます。