改造ポイント
1.同期撮影するのに、自動起動設定していても、電源ONする毎に<ALT>ボタンを押して、シャッターボタンを押してスクリプトを走らせなければならないのは面倒、電源ONですぐ完全同期撮影したい!
2.画面の[Zoom:5.8 Synch:00000]という表示が他の情報表示を隠してしまう。
残念ながら、公式版SDM1.60では、反映されませんでした。でもZOOM表示は便利なので隠さないほうがいいかも...
3.リコーのケーブルSW(CA1)は、半押し/全押しもついていて便利そうなので、これを使えるようにしたい。
リコーのCA-1に関しては、居酒屋ガレージ店主の下間さんが詳しく解析されています。解説1、解説2、解説3
右下の写真のように、CA1は、USBの電源の+と−とシールドが接続されています。これを、二台用に改造するのは、この三本の線をはずし、代わりに、2本のUSB
miniBタイプのケーブルの電源の+と−を二本まとめてはんだ付けします。(特にダイオード等はなくても動作しています)
あとは、ケーブルを引っ張られてもはんだが外れないように、ケーブルを上手く固定して(私の場合は、ケーブルで結び目をつくっただけです)組み上げれば完成です。
完成版のダウンロード
SDM Ver1.60で正式にこの機能が取り込まれましたので、SDM Ver1.60以降をお使い下さい。
使い方
[ 電源ONですぐ外部リモートSWを使った同期撮影 ]
自家製SWとCA-1は、プログラムで自動判定します。
自家製SWの場合
自家製SWはON/OFFしかないので、以下のような動作にしました。
1.SWを押し、離すタイミングでシャッター半押し動作開始(AE/フォーカスロック等々)
2.次のSWの押下で、シャッター全押し動作開始
但し、0.2秒以下の短いON/OFFだと、半押し状態が解除され待機状態に戻る。
0.2秒待たないですぐに全押し動作開始するように変更(2008/03/16版より)
3.背面LCDが消え、<ALT>ボタンのLED点灯
(すでにフォーカス等はあっているので、実際は一瞬です)
4.SWを離すとシャッターがきれる。
または、スクリプト(Synch.bas)を使った時と同様に、SWを押すとシャッターを切る準備を行い、背面LCDが消え、<ALT>ボタンのLED点灯したら、SWを離すとシャッターが切れるという使い方もできます。(2008/03/16版より)
CA-1の場合
1.SWの半押しで、シャッター半押し動作(AE/フォーカスロック等々)
2.SWを離すと半押し状態が解除され待機状態に戻る。
3.SWの全押しで、シャッター全押し動作開始
4.背面LCDが消え、<ALT>ボタンのLED点灯
(すでにフォーカス等はあっているので、実際は一瞬です)
5.SWを離すとシャッターがきれる。
ビデオも同様の操作で開始/終了できます。
(同期性能は、静止画より落ちると思います)
[ スクリプト(Synch.bas)を使った同期撮影 ]
自家製SWの場合
改造前と同じで、SWを押すとシャッターを切る準備を行い、背面LCDが消え、<ALT>ボタンのLED点灯したら、SWを離すとシャッターが切れる。
または、最初のSWのON/OFFで、シャッターを切る準備を行い、背面LCDが消え、<ALT>ボタンのLED点灯したら、SWを押すとシャッターが切れるという使い方もできます。
どちらでも操作しやすい方をお使い下さい。
CA-1の場合
SWを半押しするとシャッターを切る準備を行い、背面LCDが消え、<ALT>ボタンのLED点灯したら、全押し(もしくはSWを離す)するとシャッターが切れる。
[ Zoom:5.8 Synch:00000 表示]
シャッターボタン半押し、もしくは、SDMメニュー[Stereo OSD Static Mode]チェックで表示します。